ニキビを色で表現すると、白ニキビや黒ニキビ、赤ニキビ、黄ニキビとよく言われます。
ニキビの色によって進行度がわかり、赤ニキビや黄ニキビは重症のニキビです。
大まかに色で表現されるニキビですが、『紫ニキビ』と呼ばれるものもあります。
目次
紫ニキビはどんな状態?
紫ニキビは赤ニキビや黄ニキビの状態がさらに悪い方へ進行した状態です。
紫ニキビを専門的な用語でいうと、『嚢腫:のうしゅ』と言います。
赤ニキビより炎症はおさまっていて、痛みやかゆみはあまり感じません。
黄ニキビとの違いは、黄ニキビは膿が溜まった状態ですが、紫ニキビは血や膿が溜まって紫色となっています。
老廃物なども溜まってしまっているため血色が悪く盛り上がり、目立つニキビです。
赤ニキビからのダメージをそのまま引き継いでいますので紫ニキビにまでなってしまうと、ニキビ自体が完治してもニキビ跡として残ってしまいなかなか薄くなりません。
紫ニキビはニキビ跡のコンプレックスの原因となるニキビです。
紫ニキビはなぜできる?
紫ニキビは赤ニキビ、黄ニキビが悪化した状態です。
ニキビができた時に、すぐに治ることもあれば、長引く時もありませんか?
赤ニキビ、黄ニキビが紫ニキビになる時には理由があります。
ストレスで赤・黄ニキビが紫ニキビになる
ストレスは体内のホルモンバランスを崩し皮脂の分泌が活発になることでニキビが悪化します。
さらに、ストレスにより睡眠の質が悪くなり睡眠不足になってしまいます。
睡眠の質が悪くなると、肌の新陳代謝であるターンオーバーが乱れてしまいます。
ターンオーバーが乱れると、古い角質が新しい角質に上手く変わらずに残ってしまいます。
ターンオーバー(肌の再生)が上手くいかないことがニキビの原因でもあり、紫ニキビまで悪化する原因でもあります。
食事で赤・黄ニキビが紫ニキビになる
ニキビができた時には、より食事に気を使ってください。
ニキビができてすぐ肌に良い物を食べたからといってニキビがすぐにキレイになるわけではありませんが、食事によりニキビは悪化します。
赤ニキビを紫ニキビにしないためにも低カロリー、高タンパク、野菜を多めに摂る食事を心がけましょう。
今日の食事が明日以降の肌を作ります。
特に暴飲暴食はすぐに内臓を疲れさせ、腸内環境も悪化させますが、良い状態に戻すには時間がかかります。
野菜不足はニキビだけでなく、あらゆる生活習慣病の原因になります。
スキンケアで赤・黄ニキビが紫ニキビになる
ニキビができた時に、「皮脂を落とさないといけない」、「殺菌しないといけない」と頑張りすぎると紫ニキビの原因です。
間違ってはいないのですが、注意してほしい点があります。
肌をゴシゴシ擦ったり、スクラブ入りの洗顔料などはニキビを余計に刺激し悪化の原因となります。
また、ドラッグストアで数百円で購入できるようなスキンケアは、合成界面活性剤が入っており、肌にやさしいとは言えません。
飲酒・喫煙で赤・黄ニキビが紫ニキビになる
飲酒・喫煙はニキビの症状を悪化させるだけです。
お酒を飲むと利尿作用により体内の水分が排出されます。
肌の水分が減っていくことで乾燥してしまいます。
アルコールを分解するのに、ビタミンB群が消費され肝臓もフル活動し疲れてしまいます。
ビタミンB群は皮膚や粘膜の健康に必要なビタミンです。
紫ニキビになるのを防ぐためにも絶対に必要なビタミンですのでアルコールの分解で使ってしまわないようにしましょう。
タバコは体内で美肌ビタミンとも言われる、ビタミンCを大量に消費してしまいます。
ビタミンCはコラーゲンの元となるものなのでタバコで消費されてしまうと不足してしまいます。
タバコは活性酸素も発生させるため肌が老化してしまい紫ニキビとなってしまいます。
血行不良で赤・黄ニキビが紫ニキビになる
通常血液は血管を通じて、肌に酸素や栄養を送っています。
体の冷えや慢性的な運動不足により血行不良の状態だと、ニキビなどの肌荒れを起こしやすくなります。
また、ニキビができた時は肌の状態を良い方向に保たなければならないのに、血行が悪いと肌の状態は悪くなります。
紫ニキビを防ぐにはどうすれば良い?
紫ニキビを防ぐには、ニキビの悪化を防ぐかニキビそのものを防ぐしかありません。
気をつけていても、ニキビ自体を防ぐのはなかなか難しいですよね。
ニキビができても悪化を防ぎ紫ニキビにしないようにしましょう。
ニキビ自体を防ぐ
ニキビ自体を防ぐためには、バランスのとれた食事、質の良い睡眠、適度な運動、正しいスキンケアが必要です。
どれか一つでも不十分ですと、ニキビはできてしまいます。
気をつけていても、ニキビができてしまったら次の『白・黒・赤・黄ニキビの悪化を防いで紫ニキビを防ぐ』を参考にしてください。
白・黒・赤・黄ニキビの悪化を防いで紫ニキビを防ぐ
ニキビの悪化を防ぐために必要なことは、ニキビ自体を防ぐことと同じです。
ニキビができても慌てず、ニキビをいたずらにいじらないようにしましょう。
ニキビができてしまった後はそれだけでは足りません。
ニキビを紫ニキビまでしないために、赤ニキビができたら皮膚科を受診し医師に処置してもらいましょう。
ニキビで病院というと大げさと思われるかもしれません。
ですが、ニキビは皮膚の疾患なので本来病院にかかるべきものなのです。
特に紫ニキビまでなってしまった場合は、かなり重い症状と言えます。
赤ニキビの段階で病院に行くことで、紫ニキビまで悪化せずニキビ跡のリスクも下がります。
病院に行くとどんな処置がしてもらえるのかと言うと、内服薬や外用薬、ステロイド注射などのニキビを早く治す効果のある処置をしてもらえます。
さらに、ニキビの状態によっては、切開や針などで血や膿などを取り出す処置もあります。
診察する医師によって処置は変わってきますが、ニキビの悪化を防ぐことができます。
自分でできることで紫ニキビを防ぐ
「病院を受診したからもう安心!」ではなくニキビができた時の生活をそのまま続けていてはいけません。
薬によってニキビが治っても、ニキビができてしまう食生活、生活習慣、スキンケアをしていてはまたニキビができてしまいます。
同じ場所に何度もニキビができてしまうと、肌のダメージが蓄積しニキビ跡になることがあります。
薬はあくまでもその時のニキビを抑えるものです。
なので、普段からニキビ自体を防ぐ、栄養バランスのとれた食事、質の良い睡眠、適度な運動、正しいスキンケアを心がけましょう。
飲酒・喫煙はニキビにとって大きなマイナスです。
赤ニキビが紫ニキビになる可能性が上がります。
完全に止めることは難しくても、徐々に減らせるようにしましょう。
ニキビをスキンケアから防ぐ!
「紫ニキビを作らない!」
毎日のスキンケアからできることをやっていきましょう。
紫ニキビを防ぐなら、その前の赤ニキビ、さらに前の白ニキビ、黒ニキビを防がなければいけません。
ニキビをスキンケアから防ぐには、ニキビ専用のスキンケアを使うことをおすすめします。
ニキビ専用のスキンケアの中でも、私は『ノンエー』という洗顔石鹸を使用しています。
ノンエーは、ニキビに悩む人の声から開発された正真正銘のニキビ専用のスキンケアです。
ニキビ対策に必要なスキンケアとして工夫が詰まっています。
1. ノンエーは敏感肌でも使えるやさしい石鹸
2. ノンエーはキメの細かな泡立ちで汚れを落とす
3. ノンエーは洗顔中からうるおう
本気でニキビ予防したい方はノンエーをぜひ試してみてください。
ノンエーは治療薬ではないので、ノンエーを使っても赤ニキビができてしまった場合は皮膚科で処置してもらいましょう。
まとめ
紫ニキビの原因とその対策を紹介しました。
赤ニキビや紫ニキビ、黄ニキビは目立つだけでなく、肌へのダメージも大きいです。
そこまでニキビが悪化してしまった時は、ニキビ跡を防ぐ意味でも早めに皮膚科を受診しましょう。
食事はバランス良く、特に肉類はタンパク源なので必要ですが、野菜を食べずに肉類中心になるのはやめましょう。
ご飯、肉、野菜、豆類、海藻類を意識して食事を行いましょう。
日頃からのニキビ予防を徹底しましょう。