「チョコを食べたらニキビになった」という話を耳にした人もいるかと思います。
このように、チョコを食べるとニキビができるというのは定説ともなっています。
実際にチョコとニキビを直接的に関連づけるものはあるのか。
今回はチョコとニキビの関係について紹介します。
目次
チョコはニキビの要因になる?
結論から言うとチョコがニキビの要因となるという科学的根拠はありません。
ではなぜ、「チョコがニキビの原因になる」と言われているのかというと、チョコの原料であるカカオには脂肪分がたくさん含まれています。
脂肪分の取り過ぎがニキビ発生の要因になることがあります。
また、市販されているチョコには糖分も多く含まれておりこれもニキビ発生の要因になります。
チョコの主成分のカカオはとても苦いので砂糖などで味が調整されているためです。
チョコに限らず脂質や糖質を含んでいる食品をたくさん摂取すると皮脂が過剰に分泌しやすくなるため、ニキビができやすくなってしまうのです。
また、糖質は皮膚に多く存在するたんぱく質であるコラーゲンと結びつきやすい性質があります。
そのため、チョコレート等、糖質を多く含む食品を取りすぎると皮膚が硬化し毛穴がつまってしまうことがあります。
その他にも、糖分をエネルギーとして消費するために体内のビタミンを大量に消費してしまいます。
健康な肌のために使われる予定であったビタミンが糖分に使われるため皮膚や粘膜の健康にも害が出ます。
ただ、アメリカの食品医薬品局(FDA)、日本でいう厚生労働省にあたる機関は、ニキビに食事が関係するという科学的な根拠がないと発表しています。
また、日本チョコレート・カカオ協会は上記のFDAの研究結果を紹介した上で、チョコレートとニキビの関係には今後さらなる研究が必要としています。
関係があるともないとも明言をしていません。
ニキビ予防になる!チョコの優れた効果
ニキビの原因になると思われていたチョコですが実はニキビ予防に優れた効果があります。
チョコには脂肪や糖質が多いという点はありますが、それ以上にプラス面があります。
例えば、
ストレスへの抵抗力を高める
酸化を予防する抗酸化作用がある
便秘の改善
血液をサラサラにする
などです。
チョコには食物繊維も豊富に含まれており栄養バランスは食品としてはかなり優秀です。
チョコに含まれる『ポリフェノール』には活性酸素から身体を守ってくれます。
空気中の酸素は、食品や鉄などを酸化させ劣化させてしまいます。
人間も取り込んだ酸素が活性酸素となり、身体を酸化させてしまいます。
身体が酸化するということは老化するということです。
ポリフェノールにはこの活性酸素の働きを抑える効果があります。
ポリフェノールには血液をサラサラにしたり、血管をしなやかにする効果もあります。
チョコに含まれる食物繊維は腸内の善玉菌の活動をサポートします。
腸内には善玉菌と悪玉菌、日和見菌がバランスをとっています。
しかし、便秘など腸内環境が悪い人は悪玉菌が多く存在しています。
チョコの食物繊維で善玉菌が優勢の状態を作ることにより便秘の改善につながります。
そもそもチョコは、昔から王侯貴族の間で不老不死の薬として重宝されたという歴史があるほどです。
添加物の少ないチョコを少量食べる程度ならむしろニキビの予防にも役立つと言えます。
また、好きな人が無理に我慢して食べないようにしてかえってストレスをためるくらいならチョコを食べた方が精神安定上もよく、かえってニキビの予防になります。
なお、ニキビを予防するにはチョコを食べるだけではダメです。
以下のことにも注意してみてください。
ビタミン、タンパク質の多い食品を取る
ニキビを予防するために、野菜やナッツ類、魚、また肉や豆類を意識して取るようにしましょう。
また、食事で取ることが難しい場合は、ニキビ予防用にサプリメントでビタミンを補うようにしても問題ありません。
ストレスをためないようにする
ストレスは睡眠不足を招き、身体の免疫も悪化させます。
ニキビを予防するために、趣味などリラックスできる時間を意識的に取るようにしましょう。
生活習慣を見直す
睡眠不足や夜更かしは、肌に悪い影響を与えます。
ニキビを予防するために、規則正しい生活を心掛けましょう。
正しい洗顔と保湿
洗顔はただゴシゴシすればいいというわけではありません。
キメの細かい泡を立てて、指ではなく泡で顔を包み込むようにやさしく洗いましょう。
洗顔後は化粧水で保水することにより、肌を乾燥から守り余分な皮脂の分泌を予防できます。
チョコの成分
カカオの他にチョコにはどのような原材料が含まれているか知っているでしょうか。
基本の原材料はカカオマスと砂糖、ココアバターです。
これらの原材料以外にトレハロース、香料、甘味料などの添加物が加えられていることがよくあります。
そのため、チョコ自体がニキビ発生の要因になるのではなく、中に含まれている添加物がニキビの発生に影響を与えているのでないかという説もあります。
ただ、添加物が含まれている食品はチョコに限りません。
お菓子などの加工品には多く添加物が入っています。
しかも、チョコに含まれる添加物の量は割合で言えばチョコ全体のほんのわずかです。
そのため、添加物が原因でニキビが発生するとしても、相当たくさんの量のチョコを食べないと実際には影響は起きないと言えます。
また、ストレスが溜まっているときなど無性に甘い物が食べたくなることはないでしょうか。
ストレスが溜まってくるとニキビもできやすくなります。
そのため、食べたチョコが原因というよりもストレスによりニキビができたという場合もあると言えます。
チョコをなにをどのくらい食べればいい?
身体に良いからとチョコをたくさん食べることはよくありません。
どんなに身体に良い食品でも食べすぎは禁物です。
一日に摂取するチョコの目安は25g、数欠片になります。
また、最近の健康ブームによりチョコはカカオの含有割合が高いものが販売されています。
チョコを購入するときは、カカオ○○%と表記されているもののうち70%を超えるものを購入しましょう。
70%程度であれば苦味も少なくカカオの風味を楽しむことができ、身体にも良いです。
チョコで体の内側からニキビ予防し、外側からもニキビ予防する
チョコ自体は栄養価が高くむしろ体に良いことがわかりましたね。
ニキビ予防には、体に良いものを食べつつスキンケアにも力を入れないければいけません。
食べ物は体の内側から作用してくれますが、ニキビの原因は外側にもあるからです。
外側からのニキビ予防は主にスキンケアになります。
スキンケアはニキビ専用のスキンケアを選びましょう。
ニキビにずっと悩まされ続けた私が今使っているのが、ニキビ専用洗顔石鹸『ノンエー』というスキンケアです。
ノンエーにたどり着くまでにたくさんのスキンケアを試し、そしてノンエーを現在愛用しています。
ノンエーは豊富な泡立ちで、詰まりかけた毛穴もスッキリキレイにしてくれます。
それだけでなく、ノンエーには『ヒアルロン酸』や『リピジュア』、『ローヤルゼリー』といった保湿成分が含まれています。
洗顔中もやさしく、洗い上がりも肌がつっぱらずしっとりします。
今使っているスキンケアでニキビの発生が止まらない方。
ぜひ一度使ってみてくださいね。
まとめ
チョコがニキビの原因になるのかとニキビ予防のポイントをまとめてみました。
甘い糖分たっぷりのチョコはニキビ発生の要因になりますが、チョコは適量を食べればむしろ体にはいいことがわかっています。
チョコを食べたいのに食べないことはストレスを感じてしまい、我慢することが逆にニキビの原因にもなってしまいます。
我慢することだけがニキビ予防ではありません。
適量のチョコを食べてニキビも予防しましょう。