思春期以降ならほとんどの方がニキビができたことがあるでしょう。
そのニキビに悩まされてニキビをどうにかしたいと思ったことも何度もあるでしょう。
でもニキビは肌が知らせてくれる異常のサイン。
ニキビができるのには、食事、睡眠、運動、スキンケアが密接に関わっています。
思春期のニキビは性徴に伴って体内のホルモンバランスが崩れることで皮脂の分泌が活発になります。
皮脂は毛穴を詰まらせる原因となりニキビとなってしまいます。
思春期のニキビは誰でもできる面があり、青春のシンボルともいわれたりします。
一方で大人になってからのニキビは性徴に伴うホルモンバランスが崩れるということはありません。
今回は大人のニキビの原因である『食事』に着目し、ニキビの原因になる食べ物、飲み物を紹介したいと思います。
普段食べている物や飲んでいる物がニキビの原因になっていないか確認してみましょう。
目次
ニキビができやすい食べ物、飲み物
大人になってもニキビが頻繁にできるという方は、食事を見直してみましょう。
ニキビができる人に共通するのが、糖分、脂肪分が多い食品の摂取量が多く、ビタミンや食物繊維を含む食品の摂取量が少ない人です。
糖分の多い食べ物、飲み物
・チョコレート
・ケーキ
・アイスクリーム
・フルーツ
・清涼飲料水 など
糖分は糖質ですが、人間が活動するのに必要なエネルギーとなります。
しかし、過剰に摂取するとエネルギーとして消費しきれずに脂肪となってしまいます。
糖質が分解されるときに大量のビタミンB群を消費してしまいます。
ビタミンB群は肌の健康に必要な栄養素なのでここで大量に使われると不足してしまいます。
ビタミンB群が不足してしまうと皮脂の分泌量も増えてしまいます。
増えた皮脂が毛穴をふさいでニキビを作ってしまいます。
また糖質を大量に摂取すると血糖値が急激に上昇します。
血糖値を正常に戻すために体内ではインスリンというホルモンが分泌されるのですがこれが皮脂腺を刺激するため皮脂の量が増えてしまいます。
チョコレートにはポリフェノールなど肌に良い物も含まれていますが、食べ過ぎるのは良くありません。
チョコレートを摂るときにはカカオの含有量が多い物を選び、一日に4〜5個程度にとどめましょう。
最近ではカカオ○○%と表記がされている商品もあります。
目安として70%以上の商品を選びましょう。
フルーツは食物繊維やビタミンが含まれているので本来なら積極的に食べてほしいのですが、糖度が高いので食べ過ぎには要注意です。
コーラなどに代表される清涼飲料水は大量の砂糖が含まれています。
ぬるくなった清涼飲料水を飲むとあまりの甘さに驚くと思いますが、冷たいと甘さが和らぐため知らず知らずのうちに大量摂取してしまっています。
この糖分を消費するのにもビタミンB群が消費されるため肌に行き渡るビタミンが不足してしまいます。
人口甘味料でも同じことがいえますので、注意してください。
脂肪分の多い食べ物
・ポテトチップス
・フライドポテト
・インスタントラーメン
・焼肉 など
脂質は糖質と同じく体にとって必要な栄養素です。
しかし、油で揚げているものや焼肉のカルビやロースなど脂肪分が多い部位を食べると、皮脂の過剰分泌につながります。
皮脂の過剰分泌は毛穴を詰まらせやすくし、ニキビの原因菌であるアクネ菌のエサとなります。
ポテトチップスやフライドポテトは原料がジャガイモで、インスタントラーメンの麺は小麦粉になります。
これらの食材は炭水化物ですので糖分(糖質)も気にしなくてはいけません。
その他の食べ物、飲み物
・辛い食べ物
・アルコール など
辛い食べ物は適量であれば問題ないのですが、食べすぎると胃腸に負担をかけてしまいます。
胃腸の不調は食べ物からの栄養を吸収がうまくいかずにせっかく食べた物の栄養素が体に取り込みにくくなります。
適量のアルコールにはストレス発散や血行促進の効果が見込めますが、体にとってはやはり負担になります。
飲みすぎてしまうと利尿作用などにより体内が水分不足の状態になってしまいます。
体内の水分は必要なところに優先的に使われますので、肌の水分量は減ってしまいます。
肌の水分量が減ると外部からの刺激に対してのバリア機能が落ちてしまいます。
少しの刺激にも肌が敏感に反応してしまいニキビにつながります。
アルコールを分解する際にはビタミンも大量に消費します。
肌に使われるビタミンがアルコールによって少なくなってしまいます。
また、ビールや日本酒には糖分も含まれています。
糖分の過剰摂取はエネルギーとして消費されずに脂肪として体に蓄積されてしまいます。
ニキビに良い食べ物、飲み物は?
ニキビができやすい食べ物、飲み物を避けてニキビに良い食べ物、飲み物を積極的にとりましょう。
ニキビに良い食べ物
ニキビを防ぐには毎日の食事を見直すことが大切です。
食事からニキビ肌を改善するには、タンパク質やビタミンB群、ビタミンCを摂ることをおすすめします。
タンパク質は、肉類ですが摂取しすぎると部位によっては脂質が多いので注意してください。
大豆は『畑の肉』と呼ばれるほどタンパク質が豊富で食物繊維も多いのでタンパク源として積極的に摂ってください。
ビタミンB群を摂るにはレバーやモロヘイヤ、納豆、さば、ニンニク、マグロ、うなぎ、ごま、唐辛子、バナナ、わかめ、玄米などが上げられます。
ヨーグルトやキムチ、味噌などの食べ物は発酵されているため、乳酸菌が含まれています。
腸内環境を良くしてくれるので、便秘の解消やニキビをはじめとした肌荒れの対策に効果的です。
ニキビに良い飲み物
普段、野菜が摂れていない人は市販の野菜ジュースでも問題ありません。
気をつけていただきたいのが、塩分や糖分、保存料や香料などの添加物が入っていないかです。
パッケージの成分をよく確認し購入するようにしましょう。
野菜ジュースは自家製でミキサーで作るのがベストです。
農薬の心配がない野菜は皮ごと、甘みはフルーツで調整するようにしましょう。
野菜ジュースを作るときは酸化を防ぐために1杯ごとに作りましょう。
ニキビに良い食べ物として大豆を紹介しましたが、大豆を絞った飲み物である豆乳もニキビに良い飲み物としておすすめします。
スキンケアで肌の調子を整える
食べ物や飲み物で皮脂の分泌が増えたりすることがありますが、スキンケアから皮脂をコントロールしましょう。
皮脂が分泌する皮脂腺の量は多い人、少ない人と遺伝の要素があるのでバラバラです。
皮脂腺が多いから皮脂の分泌が活発だからとあきらめる必要はありません。
皮脂の量は食事やスキンケアである程度コントロールできるからです。
私も皮脂腺が活発で皮脂の分泌が多いです。
そんな私が使用しているのが、ニキビ専用洗顔石鹸『ノンエー』です。
ノンエーの特徴は、豊富な泡立ちで毛穴の汚れをやさしく吸着するように落としてくれます。
そして洗い上がりはしっとりし、肌を乾燥から守ってくれます。
スキンケアから皮脂をコントロールしてニキビを予防しましょう!
ノンエーが気になった方はぜひ一度使ってみてくださいね。
まとめ
ニキビの原因になる食べ物、飲み物、ニキビに良い食べ物、飲み物を紹介しました。
ニキビの原因になる食べ物や飲み物は美味しいものばかりでついつい食べ過ぎたり飲み過ぎたりしてしまいます。
ニキビができるのが嫌だかといって、食べ物や飲み物にずっと制限をかけるとストレスでニキビができることもあります。
ニキビの原因になる食べ物、飲み物も食べ過ぎなければ問題ありません。
食事制限をかけてストレスでニキビができないように適度に食べることも楽しみましょう。