高価なスキンケアでも安価なスキンケアでも含まれていることが多い『ヒアルロン酸』
肌になんとなく良いのは知っているけど、どんな効果があるかまではよく知らずに使っていませんか?
ヒアルロン酸の効果を知って、適切に使用しましょう!
ヒアルロン酸ってどんなもの?
ヒアルロン酸とは
ヒアルロン酸(ヒアルロンさん、英: hyaluronic acid)は、直鎖状のグリコサミノグリカン(ムコ多糖)の一種[1]。
ヒアルロン酸の基本構造はグルクロン酸とN-アセチルグルコサミンの2糖が直鎖上に交互に結合した繰り返し構造であり、その結合はβ-1,3グリコシド結合およびβ-1,4グリコシド結合で、ヒアルロニダーゼによって加水分解されることが知られている[8]。1934年に初めて牛の目の硝子体から分離された、高分量のムコ多糖である[1]。
引用 ウィキペディア
分子レベルの話は難し過ぎてよくわかりませんね。。。
もっとわかりやすくいうと、
ヒアルロン酸はたった1gで6Lもの水分を保持できる保水力に優れた成分です。
スプーン1杯のヒアルロン酸では500mlペットボトル30本分の水分を保持できます。
もともと眼球の中には水分が99%以上のゼリー状のものが含まれていて、その水分を保持できる秘密がヒアルロン酸だったのです。
眼球だけでなく、関節液や髄液、血管などヒアルロン酸は体の様々なところで活躍しています。
肌にとってもヒアルロン酸は重要な役割を持っています。
人の皮膚は大まかに、『表皮➡︎真皮➡︎皮下組織』の3層構造になっています。
さらに、表皮の中では細かい層がいくつも重なっており常に入れ替わる皮脂膜を除けば角質層が一番外側で、真皮は表皮と皮下組織の間にあります。
ヒアルロン酸はこの真皮に多く含まれています。
表皮と真皮を細かくすると、細胞と細胞がいくつも積み重なっています。
細胞1つ1つはレンガ積みのようなもので、ただ積み重ねただけではすぐに崩れてしまいます。
細胞と細胞をくっつけてクッション性を与えているのが、ヒアルロン酸やセラミドです。
たっぷりと水分を保持できるヒアルロン酸が減少すると、肌のハリが失われ乾燥した状態になります。
ヒアルロン酸を肌の外側から塗ると、浸透できるのは角質層までで真皮までは到達しませんが十分にうるおいを与え乾燥を防ぐことができます。
若ければ若いほど肌はみずみずしく弾力がありますね。
ヒアルロン酸は年齢を重ねるにつれて減っていくので、肌の乾燥や関節の痛み、ドライアイなどヒアルロン酸が減少することによって発生する体の不調が目立つようになります。
ヒアルロン酸は、高い水分保持力と弾力を与えてくれる優れた成分なので肌にとっても体にとっても重要な役割を持っています。
ヒアルロン酸でニキビ予防できるのか?
ヒアルロン酸にはニキビを直接治す効果はありません。
しかし、肌にヒアルロン酸が十分にあるとニキビに強い状態であることは間違いありません。
弾力のあるキメの細かな肌は外部からの刺激にも負けません。
乾燥知らずの肌は皮脂が過剰に分泌されることもありません。
ヒアルロン酸は経口による内側からと、スキンケアによる外側からダブルで取り入れることがニキビ予防には最適です。
動物性の食品では、鳥の軟骨や手羽、うなぎ、鮭、豚足、カレイ、フカヒレなどに含まれています。
植物性の食品では、ネバネバ、ヌルヌルしたものに含まれています。
納豆やオクラ、山芋、もずくなど体に良いものばかりです。
これらの食品を食べると、そのままヒアルロン酸としてではなく一旦肝臓で単糖に分解されたのち再びヒアルロン酸に合成されます。
ただし、食品からヒアルロン酸をたくさん取り入れようとすると摂取カロリーが多くなってしまいます。
ですので、無理に食事のバランスを崩すよりは、炭水化物、脂肪、タンパク質、ビタミン、食物繊維の5大栄養素をバランスよく摂取しながらヒアルロン酸も取り入れてみましょう。
ヒアルロン酸でニキビが悪化することはある?
ヒアルロン酸が原因でニキビができてしまうこともあります。
例えば、ヒアルロン酸入りの化粧水などを顔がベタベタになるまで使ったりした場合です。
ヒアルロン酸入りの化粧水はもともと少しとろみがかっています。
外からの保湿のためのヒアルロン酸は角質層までしか浸透しません。
浸透しなかった化粧水が肌の表面でベタついてしまうと、ゴミが付着してせっかくキレイにした肌が汚れてしまいます。
化粧水はたくさんつければ良いというわけではなくて、少量を数回に分けて使うのが肌の保湿具合も確認できて効果的です。
ニキビ予防のスキンケアはヒアルロン酸が入っているだけではダメ!
ヒアルロン酸入りというスキンケアは増えています。
ですが、ニキビ予防のための洗顔はただヒアルロン酸が入っているだけではダメです。
なぜならヒアルロン酸だけでニキビが防げるほどニキビに悩む肌は単純ではないからです。
ニキビに悩む肌に必要な洗顔料は、
1. 皮脂汚れを落とす洗浄力
2. 肌を傷つけない豊富な泡立ち
3. 安心・安全な成分
4. 洗顔後の保湿力
この4つが大切です。
ニキビに悩む私がたどり着いたスキンケアが、ニキビ専用洗顔石鹸『ノンエー』という石鹸です。
ピーリング成分が一切入っていない肌にやさしいノンエーは、泡立ちもすごいです。
モチモチの泡が簡単に作れるので、肌の上を滑らせるだけで皮脂汚れもきれいに落とせます。
ゴシゴシこする必要がないため洗顔で肌に負担をかけません。
シャワーで流した後は、洗顔なのにびっくりするくらいうるおいが残ります。
ノンエーには『ヒアルロン酸』だけでなく、『リピジュア』や『ローヤルゼリー』も含まれています。
どれも保湿成分として高い効果があるものばかりです。
ニキビ予防のためにスキンケアに必要なことがすべて詰まった石鹸です。
今までのスキンケアで満足していない人はぜひ一度使ってみてくださいね!
まとめ
高い保湿力があるヒアルロン酸を紹介しました。
私たち人間がもともと体に持っている成分だからこそ、安全性も高く肌への親和性も良い成分です。
ただ一つ、化粧水などはベタつやすいので多かった場合はティッシュなどでやさしく吸収させてあげるとベタつきを防ぐことができます。
スキンケアで外側から保湿を行ってあげるのは大切なことですが、体の内側からも水分が不足しないように水分摂取を適切に行ってください。