炭水化物、脂質、タンパク質の3大栄養素を食事から摂ることは比較的簡単です。
しかし、ビタミンやミネラル、食物繊維までしっかりと摂れている人は少なく、そのため肌トラブルに悩むことになります。
今ではビタミン、ミネラル、食物繊維も合わせて6大栄養素と言われるほどその役割は体にとって重要です。
不足したビタミンやミネラルはサプリメントで補うという人も多いと思います。
サプリメントと言っても膨大な種類がありどれを選べば良いのかわかりにくいですよね。
サプリメントは自分の目的に合ったものを選ぶことが大切です。
せっかく飲むサプリメントは適切なものを選びましょう。
目次
ニキビ予防のサプリメント選びに必要な栄養素
ニキビ予防のために必要な栄養素は決まっています。
もちろんバランスの良い食事が一番ですが、サプリメントでもビタミン、ミネラルを中心に補いましょう。
ビタミンB群
ビタミンB群は肌を健やかに保つためのビタミンです。
中でも、ビタミンB2やビタミンB6が重要です。
皮膚や粘膜の健康に欠かすことができず、不足すると肌の再生に関わってきます。
肌がカサカサしたりするのでニキビなどの肌トラブルも増える原因です。
髪の毛やツメの再生にも関わっていて、不足時には成長障害や口内炎なども症状として現れます。
ビタミンB2、B6は糖質や脂質をエネルギーになる際にも使われます。
糖質や脂質が多い食事や運動などエネルギーを多く消費していると不足してしまうこともあります。
ビタミンB2は水溶性のビタミンなので過剰に摂取した分は排泄されるので過剰摂取による悪影響は少ないと言われています。
ビタミンB6は肌の新陳代謝『ターンオーバー』をサポートします。
肌のターンオーバーの乱れはニキビのリスクが高まります。
大人ニキビの原因の多くは乱れたターンオーバーが原因です。
ビタミンB6によりターンオーバーを正常化させニキビを防ぎましょう。
ビタミンB6は過剰摂取が禁物です。
一日の摂取目安量は、成人男性で1.4mg(許容上限50〜60mg)、成人女性で1.2mg(許容上限40〜45mg)です。
市販されているチョコラBBやハイチオールなどのニキビ治療の医薬品も、ビタミンB群が主剤です。
ニキビができている時は医薬品で、ニキビが無い時はサプリメントと使い分けると良いでしょう。
ビタミンC
ビタミンCは『美肌のためのビタミン』と言っても良いくらい肌との関係が深いビタミンです。
肌の弾力の元となるコラーゲンの生成に必要なビタミンです。
コラーゲンには肌の細胞と細胞をつなぎ合わせるクッションの役割があります。
そのコラーゲンが不足すると、肌はカサカサで乾燥してハリがなく、ニキビやシワなどの肌トラブルを引き起こします。
他にも、紫外線やエアコンの風など日常で常に肌は刺激にさらせれています。
その刺激から肌を守ってくれるのが、コラーゲンでしっかりとした肌です。
ビタミンCには他にもストレスに対抗するためのホルモンを合成する際にも使われます。
ストレスは、睡眠不足や免疫力の低下などニキビだけでなく様々な疾患の原因になります。
ストレスは元から対策することが一番ですが、難しい場合はビタミンCを取り入れてストレスに負けないようにしましょう。
私たちは普段の呼吸から酸素を取り込みますが、その一部は活性酸素という物質に変わります。
活性酸素とは、体に入ってきたウィルスなどから体を守ってくれる免疫機能ですが、増えすぎると健康な細胞までも攻撃してしまいます。
活性酸素に攻撃された細胞は、酸化してしまいこれが老化の原因とも言われています。
細胞の老化はニキビ、シミ、シワなどをもたらします。
ビタミンCには抗酸化作用があり、活性酸素を無害化される際にも使われます。
つまり、ビタミンCには肌の老化を防ぐ作用があります。
ビタミンCの一日の摂取目安量は100mgですが、水溶性ビタミンなので多く摂り過ぎても排泄されます。
タバコを吸う人は、タバコ1本で約50mgのビタミンCが使われてしまうので不足がちになります。
ビタミンE
ビタミンEにもビタミンCと同様に抗酸化作用があります。
抗酸化作用の他に肌に良い作用は、血行を促進してくれる効果があります。
食べ物から摂取した栄養は腸で吸収され血液によって全身を巡ります。
血行が悪い肌は栄養が行き渡らなくなるので、ニキビができやすい、ニキビが治りにくいという状態となります。
亜鉛
ミネラルの一種・亜鉛ですが、不足しがちなミネラルです。
活力をもたらす成分と思われていますが、肌にとっても重要なミネラルです。
新陳代謝を促してくれるので、肌のターンオーバーが乱れがちな人におすすめです。
亜鉛は免疫力を向上させるので、肌の免疫力がアップします。
ビタミンCと一緒に摂ると吸収率がアップするので、併せて一緒に摂ることをおすすめします。
ニキビ予防のためのサプリメント効果が上がる飲むタイミング
サプリメントは医薬品ではないので飲むタイミングにそこまで神経質になることはありませんが、ベストなタイミングがあります。
また、ビタミンによっても違ってきます。
目安ですので、マルチビタミンなど複数の栄養素が含まれているサプリメントは自分のタイミングの良い時に摂取しましょう。
ビタミンAやビタミンD、ビタミンEなどは脂に溶ける脂溶性ビタミンと言います。
脂溶性ビタミンは、油を含む食事と一緒に摂取すると吸収率が上がります。
ビタミンB群やビタミンCは水に溶ける水溶性ビタミンです。
水に溶けるので、体内に多く蓄えられず尿などど一所に排出されてしまいます。
朝と夜、または朝昼夜の食事ごとに摂取するのがおすすめです。
サプリメント摂取時のNG行動
せっかく飲むサプリメントの摂取時のNG行動をまとめました。
ついやってしまっていないか確認してみましょう。
NG行動をなくして、ニキビ予防のためサプリメントの効果を最大限にしましょう!
サプリメントに頼りすぎている
膨大な種類のサプリメントがありますが、サプリメントに頼りすぎるのは良くありません。
基本的に栄養素は食品から摂るようにしましょう。
基本的な食事がおろそかになっているとサプリメントを摂取しても効果が小さくなります。
サプリメントは食事の代わりになるようなものではなくあくまでも補助です。
栄養素によっては、食品とサプリメントからでは吸収率が変わることがあります。
またサプリメントには少なからず添加物が含まれています。
特に海外のサプリメントを個人輸入する場合には注意が必要です。
複数のサプリメントを併用する場合は、重複しないようにパッケージの成分表をよく確認しましょう。
普段の食生活でビタミンなどがまったく摂れていないということは少ないので、マルチビタミンに亜鉛が含まれているものがおすすめです。
飲んだり飲まなかったりする
サプリメントは即効性のあるものではありません。
飲んですぐに効果が感じられないからと飲むのをやめたり、ついつい忘れがちになり飲まなかったりするのはやめましょう。
目安として、1〜2ヶ月飲んでみて、それでも効果が感じられないなら違うサプリメントを試しましょう。
飲み忘れを防ぐために、目につくところにサプリメントを保管するなど意識がサプリメントに向くようにしましょう。
飲み忘れ防止として、例えば錠剤タイプからゼリーやドリンク、カロリーメイトのようなバータイプなどを朝食として摂取することで忘れるのを防ぐことができます。
水以外のもので摂取している
サプリメントを水ではなくお茶やコーヒーなどと一緒に摂取するのはやめましょう。
ほぼすべてのサプリメントは水またはお湯と一緒に飲むように記載されています。
水やお湯と一緒に飲むことが記載されている理由は、水やお湯はサプリメントの吸収に悪影響を与えないからです。
お茶やコーヒーなどで飲むとサプリメントの栄養を阻害することがあります。
水も水道水には塩素が含まれているので、ミネラルウォーターや浄水器を通した水で飲むようにしましょう。
サプリメントで栄養を補ってスキンケアの効果を上げる
サプリメントを適切に摂取することは、言わば内側からのニキビ予防です。
洗顔などのスキンケアは外側からのニキビ予防になります。
ニキビを予防するためには、内と外の両方から行うことが必要です。
外側からのニキビ予防であるスキンケアはニキビ専用がおすすめです。
ニキビ専用は、ニキビ対策に特化しているのでスキンケアしながら効果的にニキビ予防ができます。
私が使っているのは、ニキビ専用洗顔石鹸『ノンエー』です。
驚くほどの弾力のある泡が簡単に作れて、肌を滑らせるように使用すれば肌を傷つけることなく毛穴をキレイにすることができます。
ニキビの原因には、洗顔時に肌をこすりすぎて傷つけてしまっていることがありますがノンエーならそんな心配は必要ありません。
しかも、洗顔直後の肌はすでに乾燥が始まってしまうのが通常です。
ノンエーにはヒアルロン酸やリピジュア、ローヤルゼリーといった高い保湿力を持つ成分が含まれているので洗顔直後から肌がうるおっています。
高い洗浄力と高い保湿力を持ったスキンケア・『ノンエー』
気になる方はぜひ一度使ってみてくださいね。
ノンエーにはサプリメントもありますが、まずは洗顔から使ってみることをおすすめします。
まとめ
ニキビ対策に必要なサプリメントの栄養素を紹介しました。
最後にもう一度、サプリメントを摂取する上で特に注意していただきたいことを言っておきます。
サプリメントはあくまでも足りない栄養素を補う補助的な役割で利用しましょう。
普段の食事からなるべく必要な栄養をしっかりと摂取し、サプリメントに頼らなくても良い食生活を心がけましょう。