にきびは青春の象徴とも言われるように、中学生や高校生など思春期を境に悩む人が増えてきます。
一口ににきびといってもにきびにはいくつかの種類があります。
大人にきびとは、思春期を過ぎた成人のにきびのことを言い、口の周りやあごのラインにできることが多いのが特徴です。
にきびの種類や防ぐ方法、ケアの方法を紹介します。
目次
大人にきびの種類
大人にきびの種類を分類すると、進行状態によって4種類に分けられます。
微小めんぽう:透明にきび
初期の段階のにきびです。
種々の原因により皮脂が過剰に分泌し、その結果、毛穴に皮脂がつまってしまいます。
その後、毛穴にたまった皮脂が皮膚の角質と一緒になり、にきび芯となった状態です。
色がないため、透明にきびと呼ばれます。
めんぽう:白にきび、黒にきび
白にきびとは毛穴に皮脂がたまり、毛穴がふさがってしまった状態のことを言います。
皮膚が盛り上がり、白っぽい色をしています。
大きさは1mmから3mm位です。
透明にきびや白にきびは、大人にきびの初期段階です。
炎症は起きていませんので、まだ痛みは感じない段階です。
黒にきびとは鼻の上やほおなどにできる黒いポツポツです。
一見したところ、ほくろにも見えます。
急に黒いポツポツができた場合は黒にきびの可能性があります。
白にきびが皮膚の表面まで出てしまい、空気と触れて酸化し黒く変化してしまっています。
白にきびも黒にきびも指で触ったりすると炎症を起こして化膿します。
にきび跡が残りやすくなってしまうのでこの段階までにきちんとケアしておくことが肝心です。
丘疹(きゅうしん):赤にきび
赤にきびとは、毛穴がふさがり中のアクネ菌が繁殖して毛穴に炎症が起こり、赤く腫れてしまった状態です。
炎症を起こしているため、白にきびや黒にきびとは違い、痛みを引き起こします。
膿疱(のうほう):黄にきび
赤にきびが炎症を続けると悪化して化膿し、膿もたまり赤く腫れた状態になります。
これが黄にきびと呼ばれる大人にきびで、にきびの最終段階とも言えます。
ここまで来ると、大きなクレーター状の跡が残りやすくなったり色素が沈着してシミになりやすくなったりします。
一度色素沈着したにきび跡を消すのは容易ではありません。
大人にきびの特徴
大人にきびの特徴には2種類あります。
種類によってはにきび跡になりやすい
思春期のにきびと比べ、大人にきびは跡に残りやすいという特徴があります。
中高校生と比べ、成人は皮膚の代謝機能が低下しているためです。
20代や30代の男性で、にきびで困っているという人は結構多く、にきびで悩む人全体の50%もいるという報告もあります。
また、30代までににきびのケアをしっかりしなかったために、40代以降肌に色素が沈着してしまい、シミに悩まさるということも少なくありません。
30代までのうちにしっかりとにきび対策をすることが重要です。
にきび対策は早く始めれば始めるほど歳を重ねた時に差が出ます。
繰り返しやすい
一旦大人にきびが治っても、その後のケアをしっかりせず肌に負担がかかっていると再びにきびができてしまうということがあります。
毛穴の中に残っているアクネ菌という細菌が炎症を引き起こし、再びにきびを作ってしまうからです。
大人にきびの原因
思春期は新陳代謝が活発な時期です。
皮脂の分泌も多いため、皮脂が毛穴につまり、にきびができやすかったのです。
一方、大人の場合は新陳代謝の力が低下しています。
角質がはがれにくくなり結果的に毛穴をふさぎ、にきびになってしまうというのが大人にきびの主な原因です。
『ターンオーバーが乱れる』といわれるのですが、肌の表面の角質は本来であれば約28日の周期で古い角質から新しい角質に生まれ変わります。
他には不規則な生活習慣や男性ホルモンのバランスがくずれたことなどが挙げられます。
また、大人にきびは空気が乾燥しやすい冬にできやすいという特徴もあります。
これは肌が乾燥することにより皮脂が余計に分泌されるため毛穴が詰まりやすくなります。
なお、女性の場合は、生理の前にも大人にきびができやすくなります。
大人にきびの改善方法
大人にきびには4種類あると述べましたが、透明にきび、白にきび、黒にきびまではスキンケアをしっかり行うことで十分に治すことができます。
また、跡も残ることはほとんどありません。
しかし、赤にきびや黄にきびの種類にまで進行してしまうと、後々跡が残ることも多いため十分な対処が必要です。
ひと昔前までは、にきび跡が残る男性も多く見られました。
最近では男性のおしゃれに対する意識も変わり、スキンケアに敏感な男性も増えました。
そして、にきび跡をなくしたいと考える男性も増えてきています。
また、大人にきびの原因には、男性ホルモンのバランスの乱れもあります。
これは加齢臭や薄毛等という別の種類の悩みを引き起こす可能性がある状態になっているサインです。
大人にきびは思春期のにきびと異なり、短い期間で治すことが困難です。
体質から変えるため、不規則な食生活、睡眠不足を改善するようにまず努めましょう。
以下、大人にきびを改善する5つの方法を紹介します。
洗顔と保湿
毎日、洗顔と保湿で顔を清潔に保ちましょう。
スキンケアには正しいやり方があります。
間違った方法で行うと逆ににきびができる原因になってしまいますので正しい方法で行いましょう。
洗顔後の保湿は必須です。
洗顔後は肌の水分量が少なくなっているので保湿をすることにより補ってあげる必要があります。
保湿をしないでいると乾燥し、皮脂の分泌が活発になってしまいます。
男性は洗顔だけで保湿ができていないという方も多いので忘れずに行いましょう。
紫外線対策を忘れずに
にきびができている状態というのは通常よりも弱くなっています。
紫外線はにきびで弱くなっている皮膚にさらにダメージを与えてしまいます。
外出するときはUVクリームを塗ったり、サングラスをかけたりして、しっかりと紫外線対策をしましょう。
規則正しい睡眠で睡眠の質をあげる
肌のゴールデンタイムは夜10時から深夜2時までの間といわれています。
質の良い睡眠を行うことで、成長ホルモンが分泌され肌の修復が促されるのです。
睡眠の質をあげる方法はいくつかあります。
食生活の改善に取り組む
肉・魚・豆類などのタンパク質は肌を作ります。
野菜・ナッツ類に多く含まれるビタミンB2、B6には皮膚や粘膜の健康に役立ちます。
ビタミンCは肌のバリア機能をアップさせるコラーゲンの生成に必要な成分です。
適度な運動をする
運動して汗をかくことで新陳代謝がよくなり、肌の老廃物の排出も促進されます。
また運動をすることでストレスも発散できます。
ストレスは体内のホルモンバランスを崩してニキビの原因となる皮脂の分泌を増やしてしまいます。
ストレスは睡眠の質を下げてしまうので運動で発散しましょう。
大人ニキビをスキンケアから防ぐ
肌の乾燥をスキンケアから防ぐことができる洗顔石鹸があります。
ニキビ専用洗顔石鹸『ノンエー』はニキビ対策に特化した石鹸です。
肌の乾燥が原因のニキビ、皮脂が原因のニキビ、それぞれに対策ができます。
具体的には、『ヒアルロン酸』や『リピジュア』が洗顔料なのに肌にうるおいを与えます。
モチモチした泡立ちが毛穴の皮脂を吸着しキレイに落とし清潔に保ちます。
乾燥と過剰な皮脂の別々の肌の悩みを解決できるスキンケアです。
ノンエーが気になった方はぜひ一度使ってみてくださいね。
まとめ
大人にきびの種類と、特徴、原因、改善方法をまとめました。
思春期のにきびと違い大人にきびは対策をしなかったら増えたり、正しい生活をすれば減らすことができます。
赤にきび、黄にきびになる前に早めに対策をしましょう。