私たちが普段から飲むお茶。
お茶はただの水分補給にとどまらず、実は体に良い成分がたくさん含まれています。
毎日飲むお茶に肌に良い成分が含まれているとわかれば飲むときの意識も変わりますね。
最近ではトクホ(特定保健食品)のお茶もあり、健康志向の方も増えてきました。
緑茶、ウーロン茶、麦茶、ハトムギ茶、ハーブティーなど種類も豊富で色々な味を楽しませてくれます。
またお茶はカロリーも低いためジュースと違い余分なカロリーを気にしなくても飲むことができます。
お茶の種類もたくさんありますのでどれを選べば良いのかがわかりにくいと思います。
どのお茶がニキビなどの肌荒れに良いのかを紹介します。
目次
肌に良いお茶の種類と肌への効果
緑茶
日本人には馴染みが深い緑茶ですが、緑茶にはビタミンCやビタミンAが含まれています。
ビタミンCは美肌ビタミンともいわれコラーゲンを作るのに必要なビタミンです。
コラーゲンは肌の細胞と細胞をつなぐのでコラーゲンが十分な肌はハリがあり、コラーゲンが少ない肌はガサガサになります。
コラーゲン不足のガサガサな肌は外部からの刺激に弱く、また余分な皮脂が分泌される要因となりニキビができやすくなります。
コラーゲンは皮膚や粘膜の健康維持にも役立っていますので美肌を作っていくためには積極的に摂ってもらいたいビタミンです。
ビタミンAのレチノールと呼ばれる成分は皮膚や粘膜の健康維持に必要なビタミンです。
不足すると粘膜や皮膚が乾燥したり夜間の視力に影響があります。
緑茶を飲むときは茶葉の部分に多くのビタミンが含まれています。
粉末状でそのまま飲むことができるものがおすすめです。
ハトムギ茶
爽健美茶などにも含まれているハトムギですが、ハトムギには肌のターンオーバーを整える効果があります。
ターンオーバーとは肌の表面の角質層と呼ばれる部分が新陳代謝により剥がれ落ちて新しい肌と生まれ変わることをいいます。
ターンオーバーが乱れた肌は古い角質が残ったままとなりニキビができやすく肌トラブルの元になります。
ハトムギにはこのターンオーバーを内側から整えてくれる効果があるのです。
ターンオーバーについて詳しくはこちら
ハトムギの茶色い皮を除いたものを「ヨクイニン」といい漢方などにも用いられます。
ハトムギ(ヨクイニン)にはタンパク質が豊富に含まれています。
タンパク質は肌の元となる栄養素でニキビ予防には欠かせない栄養素です。
他にも食物繊維やビタミンB1、B2なども含まれていてバランスが非常に良い穀物です。
ハトムギ(ヨクイニン)について詳しくはこちら
麦茶
麦茶には利尿作用があり体の余分な水分を外に排出してくれますが飲み過ぎに注意してください。
麦茶の「アルキルピラジン」と呼ばれる成分には血流が良くなることがわかっています。
さらにGABA(ギャバ)といわれる血行を良くする成分も含まれているため麦茶を飲むと血液がサラサラになる効果があります。
血液がサラサラになると、血液により肌に酸素や栄養が運ばれるのでより多く運ばれるようになりニキビ予防になります。
麦茶にはさらに抗酸化作用もあります。
私たちの体は外部からのウィルスなどと戦うために白血球より活性酸素が作られます。
活性酸素は強すぎるため自分の体をも傷つけてしまい肌の老化につながります。
麦茶の抗酸化作用で活性酸素を抑えることができるので肌の老化を防ぐことができます。
カフェインも含まれていないので睡眠の邪魔をすることもありません。
紅茶
紅茶のポリフェノールには抗酸化作用があるので麦茶と同じように活性酸素を抑えることができます。
利尿作用もあるので体内の余分な水分を出す効果も期待できますが飲み過ぎに注意してください。
紅茶にはカフェインが含まれているので就寝の直前には避けた方が良いですが、カフェインには血液の循環を促進する作用があるので血行がよくなります。
ローズヒップティー
男性だとあまり聞き馴染みがないかもしれませんが、美容のためのお茶といえばローズヒップティーになります。
ローズヒップティーがなぜ美容のためのお茶と呼ばれるのかはその含まれる成分にあります。
ローズヒップティーには美肌ビタミンともいわれるビタミンCが多く含まれています。
ビタミンCにはコラーゲンの生成を助ける働きがあるので内側から肌をキレイにしてくれます。
またローズヒップティーには「ペクチン」呼ばれる水溶性の食物繊維がありこれが腸内の善玉菌のエサとなり腸内環境を整えてくれます。
腸内環境が整うと便秘の改善、食べ物からの栄養の吸収が良くなりニキビなどの肌荒れを起こしにくくなります。
どくだみ茶
独特のニオイを持つ植物として有名などくだみ。
どくだみは古くから薬草として使われてきました。
どくだみには解毒効果や利尿作用があるので体内の毒素を外に出してくれる効果があります。
どくだみには「イソクエルシトリン」と呼ばれる成分があり、これは血液をサラサラにしたり動脈硬化を予防したりしてくれます。
血液がサラサラだと血のめぐりが良くなるので肌の調子もアップしニキビを予防できます。
便秘にも効果があり、どくだみ茶には便秘解消効果があります。
腸内がスッキリするのでニキビなどの肌荒れを解消することができます。
その他、どくだみ茶には毛細血管を強化してくれるので高血圧の予防など美肌以外にも効果があります。
凍頂烏龍茶(とうちょううーろんちゃ)
あまり聞き馴染みがないお茶ですが、ウーロン茶の一種で台湾の凍頂山周辺で作られているお茶です。
美肌に不可欠なビタミンCや抗酸化作用のあるポリフェノールも含まれています。
普段飲むウーロン茶にはない効果がありますのでウーロン茶が好きな方は凍頂烏龍茶に変えてみましょう。
温かいお茶と冷たいお茶はどちらが良い?
温かいお茶を飲む方が良いのか?冷たいお茶を飲む方が良いのか?と悩むこともあると思います。
お茶を飲むなら、温かいお茶を飲むようにしましょう。
温かいお茶を飲むことで血行が改善し、心も落ち着かせるリラックス効果があります。
体の血行を良くしてニキビを予防しましょう。
ただし例外として、真夏など熱中症予防で水分を取るときは体を冷やす目的があるので冷たいお茶を飲むようにしてください。
ニキビの原因?酸化したお茶はなるべく飲まない
お茶でニキビを予防するために飲むときは酸化したお茶は飲まないようにしてください。
淹れたお茶は短時間では腐らなくてもお茶自体は酸化してしまいます。
酸化した食べ物、飲み物は体に悪く、活性酸素を含んでいます。
活性酸素は体を酸化させ老化させてしまうのでニキビなどの肌荒れにつながります。
外出先で購入するペットボトルのお茶などには酸化を防ぐため防腐剤等が含まれていることがあります。
ペットボトルのお茶を購入するときは防腐剤や化学調味料などが添加されていないものを選ぶようにしましょう。
お茶で体の内側から、スキンケアで外側からニキビ予防
お茶で体の内側からニキビ予防したのなら、スキンケアで外側からニキビ予防しましょう。
外側からのニキビ予防は、ニキビ対策専用がおすすめです。
ニキビ対策専用なら、ニキビを防ぐために研究され開発されています。
私が普段ニキビ対策に使っているのは、ニキビ専用洗顔石鹸『ノンエー』という商品です。
ニキビ対策にどのような工夫が施されているのかというと、3つあります。
1つ目は、とにかく低刺激で肌に刺激を与えないので肌が弱い人でも使えます。
2つ目は、豊富な泡立ちです。 泡立ちがいいので肌を傷つけることなく洗うことができます。
3つ目は、高い保湿効果です。 洗い上がりから肌の乾燥は始まります。
しかし、ノンエーには、『ヒアルロン酸』や『リピジュア』、『ローヤルゼリー』が含まれていて肌を乾燥から守ってくれます。
スキンケアから本気でニキビ対策をしたいという方はぜひ一度使ってみてくださいね。
まとめ
ニキビなど肌荒れに良いお茶をまとめてみました。
日本人には馴染みの深いお茶にニキビなど体に良い作用がたくさんあることがわかってきています。
ターンオーバーを整えてくれるハトムギは古くからイボ取りに効果があるとして取り入れられてきた歴史がありニキビ対策にも効果があります。
ジュースなど清涼飲料水は砂糖や化学調味料、香料などが大量に入っていて体に良くないことは明白ですので、少しずつお茶に置き換えてニキビを減らしていただけたらと思います。
清涼飲料水に含まれる過剰な糖分は消化にビタミンなどを多く消費してしまいます。
その結果肌に使われるビタミンが糖分の消化に使われてしまうため足りなくなってしまうのです。
お茶は体に良いのですが、大量に飲めば効果がどんどん上がるというものではありません。
大量に飲むというよりも毎日の習慣に適量を飲み続ける方が効果はあります。
お茶を飲んでニキビのない美肌を目指しましょう。