大人の男性ならほぼすべての人に必要な髭剃り。
朝髭剃りをしても夕方にはもうチクチクと生えてきます。
毎日行う髭剃りだからこそ、間違ったやり方でやっていると肌にダメージを与えてしまいます。
髭剃りが原因でニキビができても、髭剃り自体を止めることはできませんよね。
男性の場合はただでさえ、男性ホルモンの影響で女性よりも皮脂の分泌が多くニキビができやすいのに、髭剃りで肌に刺激を与える行為を行わないといけません。
肌に負担をかけない髭剃りを行なって、ニキビの原因にならないように気をつけましょう!
目次
肌に負担がかかってしまう髭剃り
髭剃りを行う際に、T字カミソリと電気シェーバーどちらを使っていますか?
どちらが肌に負担がかかるかというと、圧倒的にT字カミソリです。
T字カミソリは髭だけでなく肌の角質ごと削っています。
対する電気シェーバーは髭を立たせてカッターでカットする構造となっています。
T字カミソリのメリットは電気シェーバーよりも肌に密着する分、深剃りができるところです。
深剃りはできても肌の角質も一緒に削ってしまうので、肌には大きなダメージがかかります。
電気シェーバーも“カミソリよりは“負担が軽い”というだけで肌に負担がないわけではありません。
肌の負担をより軽くする髭剃りのやり方【5ステップ】
肌に負担がかかるカミソリによる髭剃りで負担をなるべく抑えたやり方を紹介します。
肌の負担を抑えてニキビや肌荒れを防ぎましょう。
髭剃りの前にまずは通常の洗顔を済ましておきます。
ステップ1 髭剃り前に蒸しタオルで温める
ちゃんとした顔剃りをしてくれる理容院などはカミソリを入れる前に蒸しタオルで温めを行なっていますよね。
あれは髭を柔らかくして剃りやすくするためです。
肌への負担も少なく、手入れをされたカミソリによる剃毛なので剃り終わった後はツルツルになります。
蒸しタオルは誰でも家庭で簡単に作れます。
ハンドタオルなどを水で濡らして固く絞ります。
フェイスタオルなど大きいタオルだと中まで温まらなかったりするのでハンドタオルがちょうどいいですよ。
レンジで600W・50秒くらい加熱すると、蒸しタオルの出来上がりです。
いきなり肌に乗せると火傷することがあるので、熱くないか手で確認してから顔の上に乗せましょう。
3分くらい乗せたら十分です。
ちなみに蒸しタオルはホットアイマスクにもなりますので、リラックスしたい方はぜひ試してみてください。
ステップ2 髭剃り時はシェービングジェル・シェービングフォームは必ず使用する
「洗顔の時の泡でそのまま髭剃りを行う」
こういう人は結構いるのではないでしょうか?
または、洗顔料自体に「そのまま髭剃りまでできる」と記載されているから洗顔ついでに髭剃りを行なっている場合もあると思います。
確かに洗顔ついでに髭剃りもできたらラクだしわざわざシェービングジェルやフォームを買わなくてもいいのでコスパも抜群です。
ですが、シェービングジェルやフォームが別売りで販売されているので本来洗顔とは目的が違います。
シェービンジェルやフォームなどは、カミソリの刃がよく滑り髭剃りをしやすくするために作られています。
肌の汚れを落とす洗顔料とは目的がまったく違いますので、洗顔料の「髭剃りもできる」という表記があっても、別途シェービングジェルを用意しましょう。
シェービングジェルだと透明なので、確認しながら髭剃りをすることができます。
シェービングフォームだと泡で髭が隠れてしまって見えにくいといった面があります。
ステップ3 髭剃り時は順剃り➡︎逆剃りで行う
順剃りとは、髭の向きに従ってカミソリを入れることです。
ほとんどの場合が、髭は上から下に向かって生えているので顔から首に向かって剃ることを言います。
フェイスラインの場合は、アゴの中心からエラに向かってカミソリを入れます。
簡単に確認する方法は、指で髭をなぞった時に髭が起きてくる場合は、逆剃りの方向です。
逆剃りは、順剃りの反対です。
髭の向きに逆らってカミソリを入れるので髭を立たせながら、毛を立たせ引っ張りながらカミソリの刃が入ります。
逆剃りの方が髭が立つのでより深く剃ることができ、ほとんどの人が深剃りを行なっていると思います。
深剃りできるメリットはありますが、デメリットは肌を傷つけてしまうことです。
順剃りに比べて刃の滑りも悪いので出血したりすることもあります。
髭剃り後にヒリヒリしたりするのは、逆剃りが大きな要因です。
髭を剃るときには、まず順剃りでほとんどの髭を剃ってしまいます。
順剃りで残ってしまう少ない髭を逆剃りで剃るようにしましょう。
こうすることで肌への負担をできるだけ抑えて深く剃れ、ニキビなどの肌荒れも逆剃りを多用するよりも抑えることができます。
ステップ4 髭剃り時は肌を伸ばしながら剃る
プロの方でもやっているやり方ですが、肌を指で張った状態にすると刃の滑りが良くなり髭剃りがしやすくなります。
肌が張ることによりカミソリの刃が肌に対して平面になることによりスムーズにカットされるのです。
肌の負担が抑えられるのでぜひ試してみてください。
ステップ5 髭剃り後はキレイに洗い流して保湿ケアをする
髭剃り後はシェービングジェルやフォームはしっかりと洗い流しましょう。
肌に残ってしまうと、そこからニキビができる原因になります。
髭剃りはいつ行うのがベストか
肌に負担をかけてニキビができるなら、一番負担が少ない時に髭剃りを行いたいところです。
多くの場合、朝の洗顔時か夜の入浴時に髭剃りを行うと思います。
朝に髭剃りを行うなら、蒸しタオルでしっかりと髭を柔らかくしておくことが大切です。
起きてからすぐに髭を剃るのではなくて、20〜30分くらい時間をおいてから髭剃りをしましょう。
なぜなら、朝起きてすぐは顔がむくんでいたりすることがあるので肌が落ち着いた状態で髭剃りを行いましょう。
夜の入浴時に髭剃りを行うなら、蒸しタオルは用意しなくてもいいでしょう。
その代わり、体を洗って、流して最後に髭を剃るようにしましょう。
そうすることで、お風呂場全体の温度と湿度が上がり、湯気により蒸しタオルに近い効果が生まれます。
朝剃るなら、夜は肌の負担を考慮して髭剃りを控えましょう。
T字カミソリの刃の寿命
T字カミソリが肌に負担をかけてしまう原因に刃の劣化があります。
刃は消耗品なので劣化は避けては通れませんよね。
交換式のカミソリを使っていて、「最後に交換したのいつだっけ?」っていうことありませんか?
切れ味が悪くなったり、滑りを良くする青や緑色のスムーサーが減ったら交換している人が多いと思います。
交換時期が悪いとカミソリを使うたびに目に見えないレベルで肌を傷つけてしまいます。
肌を傷つけないためにもカミソリの刃は概ね、2週間で交換するようにしましょう。
それよりも先に、『切れ味が悪くなった』、『刃が錆びてきた』場合は交換しましょう。
カミソリメーカー『シック』のホームページにも刃の交換目安として以下のようにして書かれています。
髭の濃さ、硬さ、剃り方、使用頻度など個人差がありますが、一般的には2週間を目安として交換して下さい。
切れ味が落ちたと感じられたら刃を交換する目安とも言えます。
但し、カミソリを落としたり、ぶつけてしまったら速やかに新しい刃に交換して下さい。
シック公式サイトより
切れ味だけでなく、落としたりぶつけたりしても刃が痛んでしまうみたいです。
カミソリの刃を長持ちさせるポイント
・髭剃り後は洗浄して水気を拭き取る
カミソリは角質も削ってしまうので、刃には角質や皮脂、垢など汚れが蓄積していきます。
こうした汚れはカミソリの劣化を早め、切れ味を落とす原因です。
髭剃り後はキレイに洗浄し、水気を拭き取って乾燥させましょう。
ドライヤーの冷風や送風で水気を吹き飛ばす方法もあります。
温風はカミソリのホルダーなどがプラスチック製なのでおすすめしません。
・お風呂で使用している人は浴室内に放置せず、都度持ち出す
お風呂で髭剃りを行う人は、使用後お風呂を上がる時には一緒に持ち出しましょう。
浴室の湿気は刃の劣化を早め、場合によっては交換目安の2週間よりも早く交換しなければならなくなることがあります。
髭剃り前の洗顔で肌の調子を整えるスキンケア
髭剃りの前には洗顔で皮脂などの汚れを落としてキレイな状態にしておくことが必要です。
髭剃り前の洗顔で肌に負担をかけるのは避けておきたいポイントです。
私は髭剃り前にいつも、ニキビ専用洗顔石鹸『ノンエー』を使用しています。
ノンエーの成分は肌にやさしいものが厳選して配合されているので、大人はもちろん赤ちゃんにも使うことができるほど安心・安全なスキンケアです。
泡立ちが豊富なので、肌をゴシゴシと擦ることなく使用できるので髭剃り前に肌を傷つけることがありません。
汚れはしっかりと落とすので、髭剃りの刃に汚れが蓄積するのも防げます。
ノンエーなら、『ヒアルロン酸』や『リピジュア』などの保湿成分が含まれているので洗顔後、肌が保湿された状態で髭剃りができます。
つまり、その時点で肌が一番の状態から髭剃りができるということです。
髭剃り前の洗顔にぜひノンエーを使ってみてください!
まとめ
肌に負担がかかる髭剃りについて紹介しました。
余談ですが、出張や旅先などでホテルに宿泊したら、アメニティでカミソリが置いてあることがあります。
アメニティのカミソリはあまり質が良くないので、できるなら持参(飛行機なら4cmより長い場合は預け入れ)し普段使っているものを使用しましょう。
大人になると、避けては通れない髭剃りを少しでも負担少なく行いましょう。
ニキビができた時には、ニキビに触れないようにいつもより慎重に行い刺激を与えないように注意してください。