臭いのある吹き出物ができたら、それはニキビが原因であったり、別の皮膚疾患が原因の場合があります。
「どうせすぐに治るだろう」と油断していると症状がどんどん悪化していく可能性もあります。
周りに「クサイ」と思われないようにニキビのケアをしましょう!
目次
ニキビに臭いがするのはなぜ?
ニキビが臭いを発するのは、ニキビが悪化したときです。
ニキビが悪化し膿が溜まったニキビは潰れた時に膿とともに臭いがすることがあります。
ニキビが、毛穴が詰まった白ニキビや黒ニキビの段階はまだ臭いはありません。
しかし、赤ニキビになり黄ニキビまで悪化するのがよくありません。
膿はニキビで炎症した肌を鎮めるために、白血球が闘ったその死骸です。
体にとってはすでに不要なものですが、ずっと膿んだままだといつ破れてもおかしくありません。
臭いのあるニキビを作らないようにするには?
臭うニキビを作らないためには、ニキビを悪化させないことです。
ニキビができたとしても、白ニキビや黒ニキビのような初期のうちに抑えることができれば膿むことがありません。
膿むことがなければ、破れて臭いを出すこともありません。
ニキビじゃない、強い臭いを放つ粉瘤
ニキビかと思ったら、実はニキビではない皮膚疾患があります。
それは『粉瘤:ふんりゅう』と呼ばれるもので良性の腫瘍ですが、膿んだニキビより強烈な臭いを放ちます。
アテロームと呼ばれることもあり、ニキビと同じケアでは治りません。
粉瘤は、皮膚の下に袋状の嚢胞(のうほう)というものができます。
皮膚の垢や角質が本来なら剥がれ落ちるのですが、袋の中に溜まってしまいます。
そのためどんどん大きくなりこぶしと同じくらいの腫瘍にもなります。
この腫瘍を強く圧迫すると中からドロドロとしたものが出てきます。
これが強烈な悪臭の原因になります。
粉瘤とニキビの見分け方
粉瘤とニキビを見分けるには大きく5つあります。
- 臭い
- 大きさ
- 真ん中の黒い点
- 年代
- いつまでたっても治らない
臭い
ニキビが潰れた時の臭いと、粉瘤では粉瘤の方が強烈な臭いがします。
ニキビでも臭いがすることはありますが、粉瘤とは比べものにならないくらい軽いものです。
臭いの差でニキビか粉瘤か判断できる一つのポイントになりますよ。
大きさ
ニキビは大きくても1㎝くらいですが、粉瘤は大きいものでこぶしほどの大きさまでなります。
ニキビかと思っていたものが、治らずあまりにも大きくなる時は粉瘤の可能性があります。
真ん中の黒い点
膿んだニキビは開口部はありませんが、粉瘤には真ん中付近に開口部があります。
黒い点のようになっていて、これがあるかないかでも見分けることができます。
ただし、黒ニキビには酸化して黒い点があるので見分けにくいので注意してくださいね。
年代
ニキビは10代の思春期から30代くらいによくできます。
体にもできますが、顔にできるのが圧倒的に多いものです。
粉瘤は、どの年代でも発生し、体のどこでもできます。
顔や背中、耳、首などに見られます。
いつまでたっても治らない
ニキビは繰り返しできることはありますが、基本的に治ります。
一度治って同じところにできるニキビは別のニキビになり、ニキビが繰り返す要因を対策すれば完治します。
対して、粉瘤は治らずどんどん大きくなり袋の中に老廃物が溜まっていってしまいます。
ニキビかと思ったものがずっと治らない時には粉瘤を疑った方が良いでしょう。
ニキビを悪化させないためのスキンケア
ニキビができないように、できたとしても膿むまで悪化させないことが大切です。
ニキビ専用洗顔石鹸『ノンエー』はニキビができないように肌をやさしく洗うことができます。
すでにできてしまったニキビも刺激を与えることなく肌を清潔に保つことができます。
ノンエーでニキビを悪化させずに早めに治しましょう!
まとめ
ニキビから臭いがする原因と、ニキビに似た粉瘤について紹介しました。
ニキビができてしまった時は、悪化させないことを第一にケアをしていきましょう。
もしいつまでも治らない時には、粉瘤の可能性があるので皮膚科を受診し医師の診察を受けましょう。
ニキビも正式な皮膚の疾患ですので、最初から吹き出物ができた時に皮膚科を受診するのも有効です。