膿が詰まったニキビはつい潰したくなりますよね。
「ニキビは潰した方が良い」
「ニキビは潰した方が早く治る」
といった情報がある一方で、
「ニキビは潰してはいけない」
ということも聞きます。
潰した方がなんとなく治りが早くなりそうな気がしますよね。
では、ニキビにとってはどちらが正しいのでしょうか？
目次
潰して良いニキビとダメなニキビ
ニキビには、白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビ、黄ニキビと進行度の違いによって呼び方が変わります。
潰しても良いニキビは、白ニキビ、黒ニキビ、炎症が治まってあとは膿が吸収されるまでの黄ニキビです。
白ニキビや黒ニキビは毛穴に皮脂やゴミ、ホコリなどが詰まった状態です。
まだ炎症していないので、毛穴のつまりを解消することによりその後の炎症を防ぐメリットがあります。
炎症が治まり膿が溜まった黄ニキビは膿を抜くことで治りが早くなります。
白ニキビと黒ニキビが進行した赤ニキビ、炎症が治まっていない黄ニキビはニキビには触れないようにしましょう。
つまり、潰してはダメなニキビです。
黄ニキビは、炎症中かそうでないかで潰して良いかダメかが変わります。
ニキビが熱を持っていたり、痛みがあるニキビはまだ炎症中と言えるでしょう。
ニキビを潰すメリット
ニキビが早く治る
ニキビを潰すと早く治ることがあります。
白ニキビ、黒ニキビなら炎症を防ぐことにつながります。
膿が溜まった黄ニキビは膿を出すことにより、膿が吸収されるより先に取り除くのでその分早く治ります。
ニキビが不意に潰れるのを防ぐことができる
膿が溜まったニキビは洗顔時やタオルで顔を拭く時、就寝中など不意に破れてしまうことがあります。
破れたのが外出先であったり、破れたことに気づかない場合もあります。
そうすると、殺菌などができないので雑菌が入り込み清潔な状態を保つのが難しくなります。
ニキビが破れた時は殺菌して清潔に保つことが必要なので、破れる前に潰しておくことで適切な処置を取ることができます。
ニキビを潰すデメリット
ニキビがより悪化する
炎症している赤ニキビ、黄ニキビは肌がダメージを受けている状態です。
この状態で潰すと余計ダメージを与えてしまいます。
さらに、潰したところから雑菌が侵入しニキビを悪化させてしまうこともあります。
病院に行かない場合は自然に治るのを待つしかありません。
ニキビが完治するまでには時間がかかりますが、自己治癒力で治ります。
そのため途中で潰してしまう人が多く、潰し方も自己流のためニキビが悪化してしまう原因となっています。
ニキビ跡につながる
ニキビを潰す時にツメなどで潰すと力が均一にかかりません。
膿を出し切ろうと強く押さえてしまったりすると、潰すことはできてもダメージを与えてしまいそれがきっかけでニキビ跡になることがあります。
ニキビ跡は色素が沈着している状態で、ターンオーバーを繰り返すことにより徐々に薄くはなっていきます。
しかし、肌が受けたダメージによっては完全には消えずニキビ跡は残ることもあります。
ニキビはどうやって潰す？
ニキビの潰し方
ニキビを潰すには、道具を使う方法があります。
道具とは、プッシャーや針などがあります。
ニキビをツメなどで潰してはいけません。
なぜなら、ツメなどで潰すと力が均等にかからずに肌が凹んだりニキビ跡などができる場合があります。
ニキビを潰すプッシャーはコメドプッシャーといい、コメドとはニキビのことです。
ループと呼ばれる部分を肌に当て滑らせることにより、毛穴に圧がかかり詰まった角栓がニュルニュルと飛び出してきて取れます。
ドラッグストアなどでも販売されていて、1,000円以下で購入することができます。
使い方を間違うと肌に負担がかかってしまいます。
お風呂上がりなど角質が柔らかくなった状態の時に使用するのがおすすめです。
カップと呼ばれる部分は膿が溜まったニキビを潰すことができますが、ニキビが一気に潰れてしまうのであまりおすすめしません。
針でニキビを潰す方法は病院などでも行われる方法です。
潰すというよりも溜まった膿の出口を作ってあげることにより膿を出していきます。
すでに炎症が治まった黄ニキビに対して行います。
炎症がまだ残っているうちには行いません。
滅菌した針をニキビの黄色い部分に１ｍｍくらい刺し膿を取り出します。
針を刺す方法は難しく専門的な作業を伴うので自分で行うのはおすすめしませんが作業の流れを下の記事で紹介しています。
ニキビを潰すのはセルフケアではなくて、専門の病院に行くことがベストです。
ニキビを潰した後は塗り薬を塗る
セルフケアでニキビを潰す場合は自己責任になります。
悪化させないためにも潰した後の処置も適切に行いましょう。
ニキビを潰した後は、消毒液を滅菌されたガーゼにとり殺菌し、抗生剤入りの軟膏を塗りましょう。
その状態を保ってもらいたいので、ニキビを潰すのは日中よりも夜寝る前が良いでしょう。
ニキビは作らないことが大切
ニキビは炎症すると、治りも遅くなりニキビ跡のリスクが高まります。
ニキビはできないようにすることがベストですが、なかなか難しいですよね。
ニキビはできてしまっても、白ニキビ、黒ニキビでおさえるようにしましょう。
毛穴の詰まりを解消することができれば、赤ニキビ、黄ニキビまで悪化するのを防ぐことができます。
ニキビを防ぐために必要なスキンケアは、肌にやさしく、毛穴の汚れも落とせることが必要です。
私はニキビ予防のために、ニキビ専用洗顔石鹸『ノンエー』を使用しています。
肌にやさしい成分でできていて、モチモチのキメの細かな泡が毛穴の汚れをしっかりと落としてくれます。
キレイになった毛穴にはヒアルロン酸やリピジュア、ローヤルゼリーなどが保湿してくれます。
ノンエーのおかげで私はニキビがほぼできなくなりました。
たまにできることもありますが、そのニキビは心当たりのある私自身の生活習慣の問題です。
スキンケアから予防してニキビを根絶し、潰すという行為自体を無くしましょう。
まとめ
ニキビを早く治したいと思うのは誰でも同じです。
そのためすぐにツメなどで潰してしまいがちですが、ニキビが治った後のことも考えましょう。
そして、ニキビができないような生活を心がけていきましょう。
